大学受験をする際に物理が必要なら、どのように勉強していけばいいのか知っておく必要があります。
物理には勉強の順序がきちんとあり、それに従っていけばおのずと点数はじわじわと上がっていくからです。今回は、物理学習のコツを3ステップでご紹介していきます。
物理現象をイメージできるようになると物理の理解が早くなる
物理でまず大切なのは、物理現象をイメージできるようにすることです。
必ずしも言語で解説できなくても良くて、頭の中でどういった現象がどのように起きているのかがわかれば問題を解くスピードも早くなっていきます。
もしイメージが適切にできるようになれば、それに伴う数式も記述できるようになるでしょう。このように、頭の中のまだもやもやとしているイメージを、数式という誰が見てもわかりやすいものに変換する作業ができれば物理の理解は早くなります。
例えば力学では、方物運動で物体がどんな角度で飛んでいき、壁にぶつかった後こちらに跳ね返り、何秒後にここまで来るのか、流れをすべて頭の中でイメージするのです。きちんとした言語にはなっていなくても、どういった現象が起きているのかは想像できるでしょう。
物理が得意な人は、イメージが最初から頭の中にできあがっているから、それをただ数式にすればいいだけと簡単に言います。このように、得意な人の脳を自分の頭の中にも創造するわけです。
大学受験:物理の勉強法
では、具体的な物理の勉強法について3ステップで見ていきましょう。
順序通りに学習を続けていけば、似たような出題形式ならすぐに解けるようになるはずです。まずは何から行えばいいのかチェックしましょう。
基礎知識を身につける
大学受験を突破するために物理を勉強するなら、最初にしなければならないのはとにかく基礎知識を頭に徹底して入れ込むことです。
インプットが大事ということですね。現象にはどんな概念があるのかを学び、例題を使って公式をどのように使うのかを叩き込みましょう。
なぜ基礎知識を身につけてからでないと次のステップに行ってはいけないのかというと、入試レベルの難題に挑む際に必要な知識となるからです。物理では、いろいろな解法を組み合わせて問題を解くことも少なくないため、基礎となる知識が抜け落ちていると太刀打ちできません。
どんな科目も土台がきちんとしていないと応用はぐらついてしまうように、物理も確固たる足場を作り上げることが最重要となります。苦手なら、初歩の初歩からやり直してみるのもアリでしょう。
解法パターンを覚える
物理の基礎がしっかりと固まったら、次にやるべきは解法パターンを覚えることです。物理には典型的な問題がいくつかあるので、それらを一つひとつ解いていってみましょう。間違えても、解説を見てわかった問題があれば類題にも挑戦してみてください。ここではとにかく繰り返して、解法のパターンを覚えてください。最終的には、問題を見た時に瞬間的に「こういうパターンで解く問題だ」とわかるまでに持っていきたいです。
物理などの理系科目には決まったパターンが少ないなんて思われがちですが、暗記科目ではないからと言ってパターンがないわけではありません。問題を見ると一見解いたことがないように見えても、実際に読んでみると少しひねってあるだけだったりもします。
問題を数をこなす
物理の基礎知識を手に入れ、問題パターンをいくつか練習したら、最後にすべきことは問題数をこなすことです。パターンがわかるようなレベルまで来たら、次は初見の問題をとにかく解きまくりましょう。今まで習った問題形式や公式から、どのようにしたら問題が解けるのか自分の頭で思考します。
この問題にはこの公式を使えばいいのかと瞬時にわかるようになれば、物理はなかなか良いところまで理解できていることになります。まだそこまで行きついていないのなら、問題を解いて習うより慣れよの感覚で問題慣れしましょう。そのためには時間がかかりますが、どの科目も一朝一夕には点数を上げられないのでここは我慢です。
まとめ
大学受験で解く物理は決して簡単ではありません。いろいろな思考回路が必要ですし、そのためには基礎力を磨いて応用にも対応できるようにトレーニングを積まなければなりません。
まずは物理現象をしっかりとイメージし、基礎を積み上げて解法パターンにも慣れましょう。
慣れるためにはそれなりの時間を要しますが、中途半端に時間をかけても上達はしません。問題をたくさん解いただけ成果は生まれるので、地道にコツコツ、学習習慣の中で物理の問題に頭を慣れさせます。十分時間を取った上で本番に臨めるよう頑張りましょう。
また、自学で勉強を進めるよりも塾や家庭教師を活用することにより、より効率的に自分にあった学習をすることができるようになります。
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