高校受験において数学は必ず対策をしなければいけない教科です。
苦手意識を持っている人も多い数学ですが、その分勉強をすればするほどライバルとの差をつけやすい教科でもあります。
本記事では「方程式」「図形」「関数」と分野別に数学の学習方法を解説していきます。
数学に苦手意識を持っている方や数学を勉強しても点数が伸び悩んでいる方など、ぜひご一読ください。
高校受験：方程式の攻略法
中学の数学でつまずきやすい分野は方程式だと言われています。
方程式に慣れていくためには、とにかく数をこなすことが重要となります。何度も解き直して、計算問題をこなしていくことで力がついていきます。
教科書レベルの基礎問題が解けるようになってきたら、少しずつレベルを上げて応用問題に取り組んでいきましょう。自身のレベルに合わせた問題集を用意しておき、勉強の始めに5分程度で済ませておくと効率が良いでしょう。
また、方程式には文章問題もあります。
しっかり問題文を読んで、何をXにするか、何をYにするかを見極めることが必要です。文章問題には使う数字や単語が多く出てきますが、使うべき公式には限りがあります。
何度も簡単で典型的な問題をこなしていけばパターンや共通点を掴めるようになってきますので、数をこなすようにしていきましょう。
高校受験に求められる公式は高校レベルとは異なり複雑な方程式はあまり出題されません。基本的な公式をしっかりとマスターし、場数を踏んでいけばおのずと解けるようになっていきますので、根気よく取り組みましょう。
高校受験：図形の攻略法
図形の分野では苦手意識を持っている人がとても多いです。
しかし、ここで分かるようにしておけば周りと差をつけて大きなアドバンテージを確保することができるので、捨てずにできるようにしておくことが合格への近道になると言えます。
少なくとも、標準問題は解けるようにしておきたいところです。そして、数学である以上、図形を勉強する際も計算は大切です。というのも、図形の面積や角度などを問う計算問題が小問で出題されることが多いためです。しっかりと使うべき公式や計算式を覚えておきましょう。
また、図形では証明問題も出題され、これにも苦手意識を持っている人は少なくありません。
得意不得意が分かれる分野ですが、基本的な解き方が分かっていれば十分に対応可能と言えます。
証明問題を解く上で大切なのは「定義・性質・条件」などです。各図形の定義と、それぞれが持っている図形の性質を理解した上で、その問題で与えられている条件を理解すれば、解くことは十分にできると言えるでしょう。
とにかく最初から逃げることはせず、この図形はどういうものかを観察してみることです。
高校受験：関数の攻略法
関数には一次関数と二次関数の二通りがあります。
関数を勉強する際は、言葉の定義をいかにしっかりと理解できるかどうかが大きな分かれ道になってきます。
例えば、「変化の割合」という言葉の意味が分からないと問題を解くことができなくなってしまいます。ただ変化の割合＝傾きなどという浅いレベルではなく、変化の割合=yの増加量/xの増加量というところまで理解をしておく必要があります。これが分からないと、二次関数の問題に対応することができなくなってしまいます。
さらに「変域」についても、その変域が表す内容を理解することが必須となってきます。問題を解く際には、そのグラフが一体何を意味しているのかを読み取るスキルが求められると言えるでしょう。
また、これらも一次、二次の方程式が求められるので、基本的な計算スキルをしっかりと身に付けておかなければ、仮に関数の意味を理解できたとしても、計算ミスなどにより失点してしまうという、勿体ない事態を招きかねないので、慎重に計算を行い、問題を解いていくことが大切です。
まとめ
以上、方程式、図形、関数の攻略法を紹介してきました。
数学の学習において根底に求められるスキルは、問題を読み解く力と、確実に答えを導き出す計算力です。中学数学と言っても、苦手としている人は少なくはありません。受験では数学を捨ててしまおうと思っている人もいるかもしれません。
しかし、これは高校数学でも言えることですが、数学を武器に出来れば文系理系関係なく受験において大きなアドバンテージを築くことができます。最初から逃げずに、基本的な問題からコツコツと取り組み、苦手な人でも標準問題を解けるくらいには学習することをおすすめします。
また東大個人指導塾では中学生向けの高校受験対策指導も行なっております。
数学を学習する上で大切なのは「何を理解していないのか」を理解することです。自学では気付けない苦手ポイントを個別指導スタイルでしっかりと寄り添い理解まで導きます。
自学に限界を感じた方やより自身にあった勉強方法を探している方は是非お気軽にお問合せください。
