この記事では、国語の勉強法に悩んでいる大学受験生に向け、現代文・古文・漢文それぞれの勉強法を解説します。
国語は文系大学なら確実に入試科目として出題される重要科目です。
国語は現代文・古文・漢文と別れておりそれぞれ勉強方法が異なります。
この記事では現代文・古文・漢文それぞれの勉強方法を解説します。
現代文の大学受験勉強法
現代文の勉強法としては、読書という方法があります。
ありきたりかもしれませんが、本を読むことによって読解力や語彙力が身に付き、問題を解く上で必要な能力を培うことができます。
具体的に何を読めばよいかという話ですが、参考書や評論が書いてある本を読むことがおすすめです。
参考書の小説や評論は筆者の主張が明確に書かれており、設問づくりに適した構造になっています。
故に、試験によく出るタイプの文章に触れることができると言うことがおおきなメリットと言えるでしょう。
また、問題の復習をすることも大切です。
本文の要旨や論理構造の考察、どんな思考プロセスで解答にたどり着いたかを説明できるレベルにまでならなければ、難しい問いに対応することは難しいです。
二次試験においては、文章の書き方にも注意しましょう。
主語は一文に一つ、修飾語は被修飾語の隣に置く、比喩表現は入れない、「〜だから」、「〜ということ」という文末表現に注意するなど、細かい解き方がたくさんあります。過去問の解答や解説をしっかり復習してマスターすることが必要です。
古文の大学受験勉強法
古文の勉強においての最終的な目標は長文をしっかりと理解することです。
そのために必要なことを以下に細分化して挙げてみました。
単語を覚える
大学受験の古文において、覚えるべき単語の数はおよそ300と言われています。
また、古文単語の意味は現代で使われている意味と大きく異なることがあるので、決してフィーリングで問題を解いてはいけません。
しっかりとどういう意味なのかを暗記しておくことが必要になります。また、多義語を覚えるときは、回数を重ねてコツコツと覚えていきましょう。
文法を勉強する
当然単語だけではなく、活用など細かい文法も覚える必要があります。
ただインプットするのではなく、問題演習を通じてしっかりと解いてアウトプットしておく必要があります。
解釈を勉強する
ただ単語と文法を覚えれば長文を理解できるというわけではありません。
筆者の敬意が誰に向いているのか、主語はどこにあるのか、省略されていないかなど、長文の意図を確実に把握しておく必要があります。
長文を要約できるようにする
長文解釈のゴールはどのようなことが書かれていたのかを理解してまとめることができる事です。
これも問題を重ねて解いていく必要があるので、場数を踏む努力をしましょう。
漢文の大学受験勉強法
漢文には多くの時間を掛けられないという受験生が多いかもしれません。
しかし、しっかりとコツを覚えておけば国語科目の点数を大きく伸ばすことができます。そこで、漢文の勉強法を以下にまとめてみました。
文法を理解しよう
まずは返り点を覚える事です。
「レ点」「一二三点」「上中下点」「甲乙丙点」といった、文章に書かれている小さな記号をしっかりとマスターするようにしましょう。
これは数を重ねれば慣れますので、基本として大事にしておく必要があります。
次に「使役」や「反語」などの句形です。これらも漢文の文章では絶対と言っていいほど出てくる文法なので、確実に覚えておきましょう。
例文を音読しよう
意外と受験生がやらないのが音読です。
声に出して読むと漢文に限りませんが暗記の効率が上がります。
「否定」「疑問・反語」「受身」「使役」「仮定」「比較」「詠嘆・願望」「選択」「限定」など覚えるべき句形がたくさんありますが、これらも文法なので、文章を読みながら覚えていくことが大切になってきます。
まとめ
以上、国語科目の現代文・古文・漢文それぞれの勉強法を紹介してきました。
国語は文系学部なら確実に、理系学部でも一部では出題される最重要科目の一つです。
また、読解力を鍛え、文法や単語をしっかりと覚えれば共通テストや二次試験で高得点を取ることは十分に可能です。
覚えるべき内容も英語や社会に比べ多くはないので、大きく時間を掛けずに得点を取ることができる科目です。
しかし、逆を言えば、フィーリングで解こうとすれば痛い目を見る科目とも言えますので、しっかりと文法や単語をおろそかにせず勉強しなければ、高得点を取ることはとても難しくなるので、侮らないようにしましょう。
また、自学で勉強を進めるよりも塾や家庭教師を活用することにより、より効率的に自分にあった学習をすることができるようになります。
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