この記事では、数学の勉強法に悩んでいる大学受験生に向け、文系・理系それぞれの勉強法をご紹介します。
理系の場合数学は一番得点源にしやすい科目です。
文系の場合は必ずしも必要でない場合が多いですが、ゆえに苦手意識を持つ学生が多く、難関大学などの試験では大きく差がつく科目です。
それでは文系・理系ごとに数学の勉強方法を解説していきます。
【理系向け】数学の攻略方法
まずは理系の方向けに数学の攻略方法を解説していきます。
理系数学は理系の受験生にとっては出来て当たり前の、一番の得点源になる科目であると言えます。しかし、中にはどのように勉強すればいいか分からない人もいるでしょう。
理系数学のおすすめの勉強法は以下です。
順に解説していきます。
解き方の定石を頭に入れる
難しい問題は、複数の公式を組み合わせることで解く事ができます。
つまり、複数の解き方、つまり定石を身に付けておく必要があります。具体的な対策は、典型問題をとにかく徹底的に身に付けて、あらゆる方面からの問題に対するアプローチができるようにすると言う事です。
思考力を鍛える
数学に必要な力は当然ながら思考力です。
ここで言う思考力とは、難しい問題に直面したときに、どのような解き方、解法を用いればよいかという定石を問題に適用する力という事です。やるべきことは、とにかく逃げずに粘って取り組むこと。地味に見えますが、これが一番思考力を鍛える近道になります。
細かいミスを失くす
以上の2つを身に付けたとしても、途中の計算ミスをしてしまえば、特にマークシート式のテストでは致命傷になります。どんなに頑張っても意味がありません。ここは徹底的に演習を積みましょう。
数Ⅲの問題は公式をとにかく覚える
理系数学の最大の難関は数Ⅲです。数Ⅲは難解な公式や解法がありますが、まずはわかりやすい公式を覚えるところから始めましょう。そしてそれを使った問題演習を重ねて行けば、解法の原理を理解していくことができるでしょう。
二次試験の過去問に目を通す
傾向を把握することは当然大切で、まずは過去問に何度も取り組んでみましょう。
また、二次試験は捨て問を見極めることも重要です。すべての問題を解ききると言うよりは、わかる問題をとにかく解いて点数を最大化させるように努める必要があります。
【文系向け】数学の攻略方法
次に文系向けの数学の攻略方法を解説していきます。
文系の数学に関しては最初から苦手だと捨ててしまう人もいるかもしれません。
しかし、特に国公立大学などにおいては共通テストや二次試験で数学を課されることも少なくありません。決して安易に捨ててよい科目ではないのです。
逆に言うと、数学が文系でもできておくと、難関大学の試験などにおいて大きく差が付く最大の科目となるので、非常に大きな武器になります。
文系数学のおすすめの勉強法は以下です。
順に解説していきます。
公式などの基本を身に付ける
数学の難問も、基本的な公式や解法の組み合わせです。つまりは基本的な公式や解法を身に付けておくことが大切です。数学が苦手な人は、基本的な公式から抜けていることが多いです。まずは共通テスト対策として、教科書レベルの問題をマスターするようにしましょう。
計算力を付ける
これは共通テストでも二次試験でも共通して言えることですが、計算力が無ければ問題に対応することはできません。そのために必要なことは、演習を重ねる事です。問題数が多めに設定されている問題集を選んで、計算量を増やすことが必要です。
基礎~応用レベルの問題を解いてみる
基本〜標準的な問題が解けないと言う人は、まずは焦らず基礎力を付けることに努めましょう。計算問題から始めて、易しめの問題を解けるようにしておきましょう。
応用的な問題を解く場合には、難しめの問題や志望校の過去問に挑戦してみましょう。そこでは、特に難関大学の問題で多いですが、典型的な問題ではなく、発想力を求められる問題が出されることがあります。数多く挑戦し、様々な解法を身に付けておく必要があります。
頻出分野の傾向を掴む
文系の数学では1A・2Bから出題されます。数Aに関しては理系と共通問題になるので難化しやすいので、重点的な演習が必要でしょう。また、微積・図形などは文系独自の傾向であることが多いので、比較的容易に解くことができます。ここも、演習を重ねていきましょう。
まとめ
理系・文系別に数学の勉強法を紹介しました。
どちらにも言えることは、公式などの基礎を徹底的にマスターして、演習を積み重ねて場数を踏むということが得点への最短ルートになります。
理系では深いところまで勉強する必要があり、とにかく数学的思考力をつけ、絶対に途中で計算ミスをしないように気を付けましょう。
文系に関しては苦手な人も多いと言う事で、諦めがちになりますが、基本的な公式や基本的な解法の理解を積み重ねて行けば受験に対応することは十分に可能です。最後まで、焦らず諦めないように勉強を続けていくことが大切です。
また、自学で勉強を進めるよりも塾や家庭教師を活用することにより、より効率的に自分にあった学習をすることができるようになります。
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